【初産でもバッチリ】感動のお宮参り!男の子の成長を願うママのための服装ガイド

2025年7月17日
【初産でもバッチリ】感動のお宮参り!男の子の成長を願うママのための服装ガイド

お宮参りは、赤ちゃんにとって初めての大切な晴れ舞台です。生後約1か月を迎えるころに行うため、妊娠中から準備を始める家庭も少なくありません。

しかし、初めて赤ちゃんを迎えるママのなかには「いつ行けばいいのか」「どんな服装がふさわしいのか」といった疑問や不安を抱えている方も多いでしょう。

この記事では、男の子のお宮参りにふさわしい衣装や、両親や祖父母の服装マナーについてわかりやすく解説します。

男の子のお宮参りはいつ行く?

男の子のお宮参りは、生後31日目か32日目に行うのが一般的です。ただし、地域によって時期や慣習に違いがあり、一律のルールはありません。大切なのは、家族が安心して参加できるタイミングを選ぶことです。

なお、お宮参りは、赤ちゃんが無事に誕生し健やかに成長することを、神様に感謝し祈願する日本の伝統行事です。もともとは「産土詣(うぶすなもうで)」と呼ばれ、出産後に地元の神様へ無事の出産を感謝する風習が起源とされています。

室町時代には「お宮参り」という名称が定着し、現在のように神社で御祈祷を受けるスタイルへと発展していきました。

母子ともに体調面を考慮して決めよう

お宮参りは赤ちゃんの誕生を祝う大切な節目ですが、無理をせず、母子の体調を第一に考えて日程を決めることが何より大切です。

生後間もない赤ちゃんは、体温調節が未熟で免疫力も低く、外出が負担になる可能性があります。また、授乳や睡眠のリズムも安定していません。ママの体調も同様で、出産後1か月前後は、心身ともにまだ回復途中であるといえるでしょう。

そのため「生後31日目」といった一般的な目安に固執せず、母子が無理なく外出できるタイミングに行うことが大切です。実際、真夏や真冬など、天候が厳しい時期は避けて、春や秋の穏やかな季節に行う家庭も増えています。

「大安」や「戌の日」など縁起のよい日を選ぶ習慣もありますが、こだわりすぎずに家族みんなが笑顔で迎えられるタイミングを選ぶと、心に残る温かなお宮参りにつながるでしょう。

男の子のお宮参りの服装は?

男の子のお宮参りでは、白羽二重(しろはぶたえ)という純白の絹の内着に、祝い着を羽織るのが正式な正装とされています。

白羽二重とは、やわらかな手触りが特徴の、赤ちゃんの清らかさと格式を象徴する伝統的な衣装です。滑らかで上品な光沢を持つ絹の平織り生地からなる祝い着は「掛け着」とも呼ばれ、抱っこする母親や祖母が、赤ちゃんを包み込むように羽織らせます。

和装なら「家紋」を意識しよう

お宮参りで和装を選ぶなら「家紋」にも目を向けてみましょう。祝い着に家紋を入れることで、装いに一段と品格が加わります。

家紋の起源は、平安時代後期にまでさかのぼります。当時の貴族が、自分の牛車を見分けやすくするために独自の文様を付けたのが始まりとされ、やがて「家のしるし」として定着していきました。

家紋は、家族の象徴として代々受け継がれるものです。祝い着においては、背中・両袖の裏・両胸に配した「五つ紋」がもっとも格式が高いとされています。こうした格式ある紋付の着物は、あらかじめ家紋を入れる位置に柄が重ならないよう、丁寧にデザインされているのが特徴です。

なお、赤ちゃんの祝い着に使う家紋は「その子が属する家」のものを入れるのが基本です。一般的には父方の家紋を使いますが、婿入りの場合は母方の家紋を使うこともあります。

男の子の祝い着にぴったりな「柄」は?

男の子の祝い着には「強さ」「健やかな成長」「幸せな未来」を願う柄が選ばれます。

祝い着に描かれる模様は、単なる装飾ではなく、古くから縁起のよいものとされてきた動植物や道具に、子どもの将来への願いが込められています。たとえば、先を見通す眼力と幸福をつかむ「鷹」邪気を払い災いから守る「兜」出世や飛躍を願う「龍」は、男の子の祝い着で人気の高い柄です。そのほか、人生の船出を祝う「宝船」なども人気です。

色味は黒・紺・グレーといった落ち着いた色合いが定番ですが、近年では明るめの色ややわらかいトーンのデザインも増えており、好みに合わせて選びやすくなっています。柄に込められた意味を知ることで、祝い着選びにより深い想いを込められます。赤ちゃんの健やかな未来を願いながら、特別な一着を選びましょう。

洋装ならベビードレスも〇

近年は、和装にこだわらず洋装でお宮参りをする家庭が増えています。洋装では、白いベビードレスにアフガンを合わせたものが定番です。

白は「無垢」や「清らかさ」を象徴し、お宮参りにふさわしい色とされています。最近では着物柄や袴風のロンパースも人気で、見た目の華やかさと着脱のしやすさから選ばれる家庭も増えています。

なお、服装に厳格な決まりはないため、カバーオールや2WAYオールなどの普段着でも問題ありません。しかし、カジュアルすぎるものや着古した服は避け、季節に合った素材で赤ちゃんの体調にも配慮しましょう。

具体的には、春夏は通気性のよいコットンや天竺素材、秋冬は保温性の高いベロアやウール素材がおすすめです。参拝や記念撮影の際は、清潔感のある装いを心がけましょう。

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男の子のお宮参りでの両親・祖父母の服装は?

お宮参りでは、赤ちゃんが主役です。祝い着とのバランスを考えた上品な服装を、両親や祖父母も心がけましょう。

とくに両家そろって参列する場合は、服装の格を事前にすり合わせておくことが大切です。全体の統一感が生まれることで写真映えもよくなり、行事としての印象が引き締まります。

赤ちゃんに揃える

赤ちゃんの祝い着に合わせて、両親や祖父母の服装も格式を意識し、全体の統一感を大切にしましょう。

赤ちゃんが和装を着る場合、大人も和装やフォーマルな洋装でバランスを取るのが自然です。反対に、ベビードレスやカバーオールなど洋装であれば、両親や祖父母も控えめなフォーマルスタイルでまとめると調和が取れます。

洋装で統一する場合は、フォーマルスーツ、セレモニースーツ、ワンピース、略礼装などがおすすめです。パパは、ブラックやネイビーなど落ち着いた色のスーツに白シャツ、シンプルなネクタイを合わせましょう。ママは、淡い色味のスーツやワンピースを選ぶと、写真にも映える上品さを演出できます。

祖父母も同様に、清潔感のあるフォーマルスタイルを心がけましょう。落ち着いた色味や柄を選ぶことで、世代を問わず品のある印象になります。

なお、和装は洋装より格式が高いとされています。赤ちゃんが洋装の場合に大人が訪問着や紋付き袴を着てしまうと、主役よりも格式が上になってしまうおそれがあります。衣装の格が逆転しないよう、事前にすり合わせておきましょう。

過度なカジュアルや肌見せはNG

お宮参りは赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な行事です。家族も神様の前に出るにふさわしい、落ち着いた装いを心がけましょう。

たとえば、Tシャツやスウェット、ハーフパンツ、ダメージジーンズといったラフすぎる服装は、神聖な場にはふさわしくありません。また、ミニスカートや肩が大きく開いたトップスなど、肌の露出が多い服もマナー違反とされるため避けましょう。夏の暑い時期でも、祈祷時は羽織ものを用意して露出を抑えるといった配慮が必要です。

ただし、お宮参りの服装に厳格な決まりはありません。きちんとした印象になるものであれば、カジュアル寄りのスタイルでも問題はないでしょう。

季節や気候にあわせた暑さ・寒さ対策をする

お宮参りでは、気候に合わせた服装選びが何より大切です。見た目のフォーマルさだけでなく、季節ごとの暑さ・寒さに対応できる工夫をしましょう。

とくに産後間もないママにとっては、体調への配慮が欠かせません。夏の暑い時期には、気温が高くなる時間帯を避けるとともに、通気性のよい素材を身に着けるのがおすすめです。冷房の効いた移動中の車内や神社内での寒暖差を考えると、軽めのカーディガンやショールなどの羽織ものがあると安心です。

一方、冬のお宮参りでは防寒対策が欠かせません。厚手のコートや暖かいタイツ、機能性インナーなどを活用してしっかり防寒しましょう。ブランケットを1枚持っていくと、赤ちゃんを抱っこする際にも役立ちます。

また、境内は砂利道や石畳になっていることが多いため、安定して歩ける靴を選ぶのも大切なポイントです。歩きやすく、きちんとした印象を与える靴を選ぶようにしましょう。

ママは授乳しやすいことも大切

お宮参りは数時間にわたるため、赤ちゃんのお世話をしやすい服装かどうかが、当日の過ごしやすさに大きく関わります。とくに授乳中のママは、スムーズに授乳できる服装を選ぶことが大切です。

洋装を選ぶ場合は、前開きタイプのワンピースや、授乳用に作られたフォーマルウェアがおすすめです。見た目はきちんとしていても、さりげなく授乳しやすい構造になっている服も多く、安心して外出できます。素材は、肌あたりがやさしく、締めつけの少ないものを選ぶと、産後の体にも負担がかかりません。

一方、和装で参列するママは「身八ツ口(みやつくち)」という袖下の開きから授乳する方法が一般的です。これは訪問着や色無地などの着物に多く見られる構造で、着物を脱がずに目立たず授乳でき、外出先でも安心して対応できます。肌着の一部を開けておくなどの工夫をしておけば、着崩れの心配も少なく済むでしょう。

また、授乳ケープを携帯しておけば、授乳場所に困ったときにも対応しやすくなります。スケジュールを立てる際には、授乳のタイミングについても余裕を持って計画しておくと安心です。

両親・祖父母の実際の服装例

お宮参りでは、赤ちゃんが主役であることを前提に、両親・祖父母も格式を意識した服装を選ぶのが基本です。家族全体の調和を意識しつつ、過度に目立たず、写真映えする上品な装いが理想とされます。

ここでは、実際によく見られる装いを「ママ」「パパ」「おばあちゃん」「おじいちゃん」に分けて紹介します。

ママの場合

お宮参りにおけるママの服装は、和装・洋装ともに、上品で動きやすく、授乳にも対応しやすい服装を選びましょう。

和装を選ぶ場合は赤ちゃんが主役であることを踏まえ、控えめな柄の訪問着・色無地・付け下げを選ぶと、全体のバランスが美しく整います。髪型は、顔まわりや首元をすっきり見せるアップスタイルが基本です。着物の衿元を引き立て、清潔感のある印象になります。自分でのセットが難しい場合は、ゆるやかなハーフアップでも十分上品に見せられるでしょう。

一方で、授乳や移動のしやすさから洋装を選ぶママも少なくありません。ワンピースやセレモニースーツであれば、きちんとした印象を保ちつつも体に負担がかかりにくくなります。

とくに産後すぐのママは、授乳や移動のしやすさを考慮して、身体に優しい素材の服を選ぶと安心です。色はネイビー、グレー、ベージュなど、落ち着いたカラーを選べば、どの神社仏閣にもなじみます。出産を経て体型が変化していることもあるため、あらかじめ試着しておくと当日の不安を減らせるでしょう。

洋装時のヘアスタイルも、すっきりとまとめることでフォーマル感が出ます。きちんと感を出しつつ、毛先をふんわり巻くなどのアレンジで、やわらかさや自分らしさも添えるとよいでしょう。

パパの場合

パパの服装は、場の格式にふさわしい品格と、家族全体の調和を意識して選ぶことが大切です。

一般的にはスーツスタイルが多く、黒やネイビー、チャコールグレーといったフォーマルな色味が適しています。ネクタイは白や黒を避けて、シルバーや明るいブルー、優しい印象のパステルカラーなどの無地や控えめな柄を選びます。

ママや赤ちゃんの服装に合わせた色をさりげなく取り入れることで、家族写真にまとまりが出て、全体の印象も整うでしょう。

また、和装を選ぶ場合は、落ち着いた色合いの無地の着物や、紋付羽織袴が適しています。和装は着慣れていないと動きにくさもあるため、事前に準備と確認をしておくと安心です。

おばあちゃんの場合

洋装を選ぶ場合は、きちんと感と動きやすさを兼ね備えたスタイルがおすすめです。たとえば、縦のラインが美しいフォーマルワンピースや、控えめなツイード素材のセットアップは、上品さと実用性の両立が図れます。

和装を選ぶ際は、色味や紋の数に注意しましょう。華やかすぎる黒留袖よりも、淡いベージュや薄紫、グレーなどの訪問着や付け下げがお宮参りの場にはなじみます。主役を引き立てる控えめな存在感を意識するとよいでしょう。

おじいちゃんの場合

おじいちゃんの服装は、主役である赤ちゃんや両親の装いに合わせて選ぶのが基本です。フォーマルな雰囲気にそろえるため、洋装ならダークスーツ、和装であれば控えめな色合いの着物が適しています。

なお、両家そろってお参りする場合は、服装の格がちぐはぐにならないよう、パパやママを通じてすり合わせておくとよいでしょう。

まとめ

男の子のお宮参りの服装は「格式や伝統を重視するなら和装」「赤ちゃんの負担軽減や動きやすさを優先するなら洋装」と、目的に応じて選ぶことがポイントです。

祝い着には、昔ながらの和装から現代的な洋装まで幅広い選択肢があり、それぞれに異なる魅力や意味合いがあります。家族の希望や地域の風習を尊重しつつ、赤ちゃんが心地よく過ごせる装いを選ぶことが何よりも大切です。記念に残る日だからこそ、服装選びにも丁寧に向き合いましょう。

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