お宮参りの服装はカジュアルで大丈夫?コーデの選び方や注意点を解説

2025年7月30日
お宮参りの服装はカジュアルで大丈夫?コーデの選び方や注意点を解説

最終更新日:2025年7月31日 14:29

お宮参りの服装選びに悩むママは多いものです。「カジュアルでも大丈夫?」「写真に残る日だから失敗したくない」そんな不安や疑問を抱く方も多いでしょう。

そこで本記事では、カジュアルすぎずTPOをきちんとわきまえた上品なコーディネートの選び方や、意外と見落としがちな注意点まで解説します。

動きやすさときちんと感の両方を叶えるスタイルで、家族の大切な節目の日をあなたらしく迎えましょう。

お宮参りとは

お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を祈願する日本の伝統行事です。

鎌倉時代には「お宮参り」としての習わしが誕生し、室町時代になると現在のように神社でご祈祷を受ける儀式として定着したと伝えられています。

一般的には、生後1カ月前後に赤ちゃんと家族が氏神様や産土神(うぶすながみ)を祀る神社に参拝し、無事の誕生を報告するとともに、これからの健康と幸せを願います。地域や家庭によって時期やしきたりは異なりますが、男の子は生後31、32日目、女の子は32、33日目に行うのが一般的です。最近では、ママや赤ちゃんの体調、家族の都合に合わせて時期を調整するケースも増えています。

お宮参りは、赤ちゃんにとってはじめての大きな行事です。写真館で記念撮影をしたり、家族そろって食事を楽しんだりと、思い出に残る一日となるでしょう。

お宮参りの服装はカジュアルで大丈夫?

お宮参りの服装はカジュアルで大丈夫?

お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝い、健やかな成長を願って神社にお参りする大切な行事ですが「絶対に正装でなければならない」という決まりがあるわけではありません。最近では、カジュアルな服装で参加する家庭も増えており、清潔感があり、場の雰囲気にふさわしい服装であれば私服でも問題ないとされています。

ただし、カジュアルといっても「普段着そのまま」でいいわけではありません。たとえば、シワやヨレが目立つTシャツ、短パン、ダメージデニムなどは避けた方が無難です。また、オフショルダーや露出の多い服装も控えましょう。お宮参りは神聖な場に足を運ぶ行事であるため、あくまで「きちんと感」のある装いが望まれます。

そのため、カジュアルでもOKとはいえ、清楚で落ち着いた雰囲気を意識した服選びを心がけると安心です。写真にも残る機会が多いお宮参りだからこそ、フォーマルに寄せた装いで記念の日を迎えましょう。

こちらの記事では、お宮参りの服装について解説しています。
知っておきたいマナーと選ぶポイントも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

お宮参りのカジュアルな服装の選び方

お宮参りの服装に関して「フォーマルじゃないとダメ?」と悩む方も多いはずです。最近ではカジュアルな服装で参加する家族も増えており、シーンに合った上品さを意識すれば堅苦しくなりすぎる必要はありません。

ここでは、TPOに配慮しながら、動きやすさや着心地も重視したカジュアルスタイルの選び方を紹介します。

お宮参りの赤ちゃんの服装

赤ちゃんの正装は祝い着や白羽二重ですが、最近はベビードレスやロンパース+祝い着というスタイルも一般的になっています。洋装の場合は、レースや刺繍があしらわれた上品なベビードレスや、和風デザインのロンパースも人気が高まっています。

季節や天候にあわせて、カーディガンやケープなどで体温調整することが重要です。また、赤ちゃんの肌はデリケートなので、肌触りの良い天然素材を選ぶとよいでしょう。

夏は、通気性の良い素材や半袖ロンパース+祝い着、汗をかいても快適な綿素材やリネン混などが適しています。一方、冬は厚手のベビードレス、ケープやおくるみ、防寒対策として帽子や手袋も用意しておくと安心です。

写真映えを意識するなら、白や淡い色、シンプルなデザインがおすすめです。主役である赤ちゃんが引き立つよう、家族の服装も落ち着いた色味でまとめるとバランスがよくなります。撮影の際は、神社の雰囲気に調和する色合いを選べば、より美しい記念写真を残せます。

こちらの記事では、お宮参りの男の子の服装について解説しています。
ぜひあわせてご覧ください。

お宮参りのママの服装

産後の体調や授乳のしやすさを考え「きれいめカジュアル」なワンピースやセットアップがおすすめです。産後の体型変化にも対応できるよう、体型カバー効果のあるデザインを選ぶことで快適に過ごせます。以下のポイントを押さえましょう。

1.動きやすさ・授乳のしやすさ
● 授乳口付きワンピースや前開きブラウス、ボタンやファスナーで開閉しやすいもの
● ストレッチ素材やウエストゴムのスカート、長時間の着用でも疲れにくい素材

2.上品な色・デザイン
● 白・ネイビー・ベージュなど落ち着いた色、パステルカラーや淡いピンクなど
● 膝丈以上のスカート、露出控えめで神聖な場所にふさわしい上品さを意識

3.羽織もの
● ジャケットやカーディガンでフォーマル感UP
● 取り外しやすいデザインだと神社での参拝時と移動時の温度調整に便利

4.靴
● ローヒールやフラットシューズで安全&快適、長時間歩いても疲れにくいもの
● 神社の階段や砂利道でも安定して歩けるもの

5.アクセサリー
● 控えめなもので全体の統一感を意識
● シンプルなパールのネックレスやイヤリングなど、上品で主張しすぎないものが理想的

お宮参りのパパの服装

パパも「きれいめカジュアル」が基本です。スーツやジャケットが定番ですが、ノーネクタイのジャケパンスタイルでも問題ありません。最近では、堅すぎず親しみやすい印象を与える服装が好まれる傾向にあります。

1. トップス:襟付きシャツやポロシャツ、清潔感のある白やライトブルーなどが人気
2. ボトムス:スラックスやチノパン(デニムは避ける)アイロンがけされたきれいなラインのもの
3. ジャケット:一枚羽織るとフォーマル感UP、ネイビーやグレーなどの落ち着いた色合い
4. 靴:革靴やきれいめスニーカー(サンダルNG)磨かれた清潔感のある履き物

家族写真を撮る場合は、ママと色味やテイストを合わせると統一感が出ます。

お宮参りの祖父母の服装

祖父母も「きちんと感」を意識した服装がベターです。和装・洋装どちらでもOKですが、落ち着いた色合い・デザインを選びましょう。年齢に応じた品格を保ちながら、お祝いの席にふさわしい装いを心がけることが大切です。

● 祖母:ワンピースやスーツ、訪問着などシンプルで上品なデザインを選び、過度な装飾は避ける
● 祖父:スーツやジャケットスタイル、ネクタイを締めることで格式を保つ

こちらも家族で事前に相談し、全体の雰囲気をそろえましょう。

お宮参りにカジュアルな服装をする際のポイント

お宮参りにカジュアルな服装をする際のポイント

いくらカジュアルとはいえ、お祝いの場にふさわしい品の良さや、写真映えを意識することも忘れてはいけません。ここでは、お宮参りでカジュアルな服装を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

主役の赤ちゃんを引き立てる服装を選ぶ

お宮参りの中心は、もちろん赤ちゃんです。家族の服装はあくまで赤ちゃんの存在を引き立てる脇役として考えるのがポイントです。そのため、服の色味は落ち着いたベージュ・ネイビー・グレーなどを選び、デザインもシンプルなものにするとバランスがとれます。

華やかすぎる柄や目立つカラーは控えめにして、赤ちゃんの祝い着やベビードレスが映えるような配色にすると、写真を撮ったときにも美しくまとまりやすいです。

とくに集合写真では、全体の調和が大切です。赤ちゃんの祝い着の色柄に合わせて、大人の服装の色味を微調整することで、より統一感のある写真に仕上がります。明るすぎる色や派手な装飾は避け、上品で落ち着いた印象を心がけることで、赤ちゃんの可愛らしさが自然と際立つでしょう。

オーソドックスなデザインのもので統一する

カジュアルスタイルであっても「きれいめ」「清潔感」「上品さ」は欠かせないキーワードです。奇抜なデザインや流行を強く意識したアイテムは避け、どの世代からみても好印象を与える、次のようなデザインを選ぶとよいでしょう。

● ベーシックなワンピース
● セットアップ
● 襟付きのシャツやブラウス など

家族全員が同じようなテイストで服をそろえることで、まとまりのある印象になります。また、動きやすさや授乳のしやすさといった機能面にも目を向けて選ぶと、当日も安心して過ごせます。

シンプルなデザインは時代に左右されにくく、何年経っても違和感がありません。結果として、長く愛用できる服装にもなるでしょう。

写真に残ることを意識した服装選びをする

お宮参りでは、記念として家族写真を撮影するご家庭がほとんどです。将来にわたって見返すことになる思い出の写真だからこそ、服装にも一定の品格や統一感を持たせることが大切です。

そのため、スウェットやデニムなど、極端にカジュアルすぎるものは避け、写真に残っても違和感のない、適度にフォーマル感のあるコーディネートを心がけましょう。

加えて、家族で色味をそろえたり同じトーンでまとめることで、写真全体が洗練された印象に仕上がります。ほかにも、撮影する季節や時間帯、神社の雰囲気なども考慮して、背景に映える色合いを選ぶとより美しい記念写真が残せるでしょう。

また、しわになりにくい素材を選べば移動中も服装が崩れにくく、最後まできれいな状態で撮影に臨めます。

お宮参りにカジュアルな服装で行く際の注意点

「カジュアル=何を着てもいい」というわけではなく、神社という神聖な場所にふさわしい装いが大前提です。とくに近年はカジュアル派の家族も増えている分、TPOをわきまえた服装の選び方がより重要になっています。

ここでは、カジュアルスタイルでお宮参りに臨む際に気をつけたい服装マナーや注意点を紹介します。

ラフすぎる服装は避ける

Tシャツやジーンズ、ジャージ、スウェット、ハーフパンツ、サンダルなど、あまりにも日常的すぎる服装は避けましょう。神社は伝統と礼儀を重んじる場所であり、祖父母世代や親戚なども参加することを考えると、最低限のフォーマルさやきちんと感は必要です。

あくまでも「カジュアルダウンしたきれいめ」を意識して、シャツやブラウス、落ち着いた色味のパンツやスカートなどを選びましょう。

露出の多い服装は避ける

ノースリーブ、ミニスカート、オフショルダー、背中の開いた服など、肌の露出が目立つスタイルは控えるのがマナーです。お祝いの場であると同時に、神前での儀式であることを忘れず、上品で落ち着きのある服装を心がけましょう。

肌寒い時期であれば羽織ものを活用し、夏場でも薄手のカーディガンなどで肩や腕をカバーするのがおすすめです。

帽子・サングラスは外す

参拝の際には、帽子やサングラスなど顔を覆うアイテムは外すのが基本的なマナーです。神様の前では、表情を隠さず誠意ある姿勢で臨むことが礼儀とされています。また、記念撮影の際も帽子やサングラスを身に着けたままだと、写真に違和感が出てしまうだけでなく、フォーマルな場にそぐわない印象を与えてしまいます。

移動中や屋外では日差し対策として活用し、必要に応じて取り外せるよう準備しておきましょう。

派手な色・縁起の悪い柄を避ける

ビビッドなカラーや派手なプリント、大きなブランドロゴなどは避けた方が無難です。また、ドクロや刃物、血などを連想させるような柄は、縁起が悪いとされるためNGです。

お祝いの場では、清潔感と品のある色使いが求められます。白・ネイビー・ベージュ・グレーなど、落ち着いたトーンでまとめると、赤ちゃんとの調和も取りやすく、写真映えもします。

服選びに迷ったときは「シンプルで上品」を軸に考えると失敗しにくいです。

動きやすさや授乳のしやすさを選ぶ

お宮参り当日は、移動や授乳、オムツ替えなど、赤ちゃんのお世話に追われる場面が多くあります。そのため、見た目だけでなく「実用性」にも配慮した服装選びが重要です。

授乳中のママであれば、前開きのブラウスや授乳口付きのワンピースなど、サッと授乳できるアイテムを選ぶと安心です。また、長時間の移動がある場合は、締めつけすぎない服や靴を選び、体に負担をかけないようにしましょう。体調面にも無理のないスタイルが基本です。

服装を季節に合わせる

お宮参りは季節ごとに服装のポイントが異なります。たとえば夏であれば、通気性の良いリネンやコットン素材の服を選び、日差し対策として薄手の羽織りや日傘を用意しましょう。汗をかいても快適に過ごせるよう、吸湿性や速乾性にも注目して選ぶことが大切です。

一方、冬は防寒を意識したアウターが必須ですが、ゴツすぎるダウンではなく、きちんと感のあるコートやジャケットが好まれます。見た目のフォーマルさを保ちながらも、インナーやカイロで体温調節がしやすいように重ね着を工夫しましょう。

カジュアルの理由が予算ならレンタルという選択肢も

「カジュアルな服装でお宮参りに行こうと思っているけれど、本当はフォーマルな服装にしたい。でも予算が…」そんなお悩みを抱えている方も少なくありません。そうした方にぴったりなのが「衣装レンタルサービス」です。

最近では、お宮参り向けのフォーマルな衣装を手軽に借りられるサービスが増えており、金銭的な負担を抑えつつ、しっかりとした装いで思い出を残せます。

レンタルサービスを利用するメリットは以下のとおりです。

● 購入よりもコストを抑えられる:ブランドのセレモニースーツや着物でも、買うより圧倒的に安く利用できます。
● 記念撮影とセットになったお得なプランが豊富:スタジオでの撮影プランに衣装レンタルが含まれているケースも多く、手間なくトータルコーディネートが可能です。
● 着付けやヘアセットもプロにお任せできる:和装の場合、自分で着付けやヘアアレンジをするのは難しいため、レンタルとセットで依頼できるのは大きな利点です。

とくにフォトスタジオが提供するレンタルプランを活用すれば、パパ・ママ・赤ちゃんといった家族全員の衣装を一式そろえられ、統一感のある素敵な記念写真を残せます。

レンタルサービスを利用する際の注意点・デメリットは以下のとおりです。

● サイズやデザインに限りがあることがある:人気のサイズや柄は早めに予約が埋まってしまうため、好みに合うものが見つからない可能性もあります。
● 繁忙期は予約が取りにくいこともある:春・秋の行事シーズンや週末はとくに混雑するため、早めの申し込みが安心です。

また、お宮参り当日は「参拝はカジュアルな服装で、写真撮影のときだけレンタル衣装に着替える」という使い分けも可能です。赤ちゃん連れの外出は大変であるため、無理せず、でもきちんと感のある思い出を残したいという方にぴったりのスタイルです。

「せっかくの機会だから、特別な一枚をきれいに残したい」とお考えの方は、ぜひ衣装レンタルも前向きに検討してみてください。フォーマルな服装に身を包むことで、ご家族の気持ちも引き締まり、一生の記念となるお宮参りをより特別な一日にしてくれるはずです。

お宮参りの撮影料金やメニュー・プランについては、こちらをご覧ください。

まとめ

お宮参りの服装は、必ずしもかっちりとしたフォーマルでなければならないわけではありません。最近では、カジュアルなスタイルを取り入れながらも「きれいめ」や「上品さ」を大切にしたコーディネートを選ぶご家族が増えています。

赤ちゃんの健やかな成長を願い、家族の節目を丁寧に迎える気持ちが何より大切です。とくに産後まもないママにとっては、動きやすさや授乳のしやすさも大切なポイントです。

フォトエフィーでは、お宮参りの撮影プランをご用意しています。神社へのお参りに同行するロケーション撮影や、スタジオでの落ち着いた記念写真など、お好みに合わせて柔軟に対応可能です。

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お宮参りの記念撮影は、お気軽にフォトエフィーへお問い合わせください。

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