お宮参りでのママの服装はどうすればいい?選び方とマナー・NG例を解説

2025年12月2日
お宮参りでのママの服装はどうすればいい?選び方とマナー・NG例を解説

初めてのお宮参り、何を着ていけばいいのか迷いますよね。産後間もない体への負担も心配だし、授乳のこともあります。赤ちゃんが主役だから派手すぎてもいけないし、でも写真には綺麗に映りたいと考えるでしょう。

この記事では、お宮参りでのママの服装について、基本的なマナーから具体的な選び方、避けるべきNG例まで解説します。産後のデリケートな体に配慮しながら、自信を持って思い出に残るお宮参りを迎えましょう。

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お宮参りではママもフォーマルな服装を!

お宮参りは、赤ちゃんが無事に生まれたことを神様に報告し、健やかな成長を祈願する大切な行事です。神聖な場所で行われるため、ママの服装もフォーマルなものが基本となります。

お宮参りにおける服装には、和装と洋装の2つの選択肢があります。どちらを選ぶかは、ママの体調や好みによって決めて構いません。

お宮参りでの和装とは?

和装を選ぶ場合、最も格式が高いのは黒留袖ですが、現代のお宮参りでは訪問着、色無地、付け下げといった準礼装が一般的です。

季節によって着物の種類も変わります。6月から9月には単衣の着物 、それ以外の時期には袷の着物を着用します。

ただし、和装には着付けの手間がかかり、体への締め付けも避けられません。産後間もない時期のママにとっては、体調面での負担が大きくなる可能性があることも考慮しておきましょう。

お宮参りでの洋装とは?

洋装を選ぶ場合は、フォーマルなワンピースやセレモニースーツが一般的です。ワンピースは体を締め付けず動きやすく、産後の体調がまだ完全に回復していない時期でも無理なく着用できます。

セレモニースーツは、きちんとした印象を与えながらも着脱が簡単で実用的です。洋装は和装に比べて格がやや下がるとされていますが、だからこそ赤ちゃんを主役として引き立てる選択肢にもなります。

 

お宮参りでのママの服装|選び方とマナー

フォーマルな服装が基本とわかっても、具体的にどのような点に気をつけて選べばいいのでしょうか。ここからは、お宮参りでのママの服装を選ぶ際の大切なポイントを見ていきます。

赤ちゃんと同格か格下の衣装を選ぶ

お宮参りの主役は赤ちゃんです。そのため、ママの服装は赤ちゃんの服装と同じ格か、それより格下のものを選ぶのがマナーとされています。

服装の「格」とは、フォーマル度の高さを表すものです。和装では正礼装、準礼装、略礼装といった段階があり、一般的に和装は洋装よりも格が高いとされています。

赤ちゃんと同格の衣装を選ぶ場合

赤ちゃんが祝い着と呼ばれる和装の正装を着用する場合、ママも和装を選ぶことで格を合わせることができます。具体的には、訪問着や色無地が適しています。黒留袖が最も格式高い正礼装ではありますが、現代では訪問着など控えめで上品な準礼装を選ぶのが主流です。

赤ちゃんより格下の衣装を選ぶ場合

赤ちゃんが正装である祝い着を着ていても、ママは体調を優先して洋装を選ぶという選択肢もあります。洋装は和装に比べて格が下がるため、自然と赤ちゃんを引き立てる装いになるのです。

ワンピースやセレモニースーツを選ぶ際は、カジュアルすぎないデザインを心がけることが重要です。フォーマルな場に相応しい、上品で清楚な印象のものを選びましょう。格を合わせることは大切なマナーですが、それ以上に大切なのは、産後間もないママの体調です。

主役の赤ちゃんを引き立てるデザインを選ぶ

赤ちゃんを主役として引き立てるためには、ママの服装の色味やデザインにも気を配りましょう。

おすすめなのは、淡いカラーや落ち着いた色味です。ベージュ、淡いピンク、水色、クリーム色といった柔らかな色は、赤ちゃんの可愛らしさを引き立てます。黒、紺、白といった定番のフォーマルカラーも適しています。

柄は無地やシンプルな小紋柄を選び、素材は上品なレースやシフォン がおすすめです。光沢のある生地は適度な華やかさを添えてくれますが、ギラギラと光りすぎるものは避けましょう。

季節に合わせた装いを意識する

お宮参りは生後1か月前後に行うため、季節によって適した服装が変わります。

春は明るく柔らかな色味のワンピースやスーツがよく映えます。朝晩の寒暖差に備えて、カーディガンやボレロを用意しておきましょう。

夏は通気性のよい素材を選びましょう。また、水色、白、淡いピンクなど、涼しげな色を選ぶとよいでしょう。ただし、露出の多い服装は避けてください。

秋はベージュや千鳥格子といった落ち着いた色やデザインが季節にマッチします。夕方の冷え込みに備えて、コートや羽織を持参しましょう。

冬は防寒対策を徹底することが大切です。裏起毛のワンピースや厚手のウール素材のスーツ、厚手のタイツなどで防寒しましょう。

家族全員のカラーやコーディネートを統一する

お宮参りは家族みんなで迎える大切な行事です。記念写真を撮ることを考えると、家族全体で色味やトーンに統一感を持たせることで、より美しくまとまりのある印象になります。

服装の「格」を揃えることに加えて、色の調和も意識してみましょう。家族全員が同じ色にする必要はありませんが、色のトーンを合わせることで、写真全体が洗練された印象になります。

祖母・祖父

祖父母が参加される場合は、事前に服装について相談しておくとよいでしょう。赤ちゃんが和装なら祖父母も和装に、洋装なら祖父母も洋装にと合わせることで、より統一感が生まれます。

祖母は、訪問着や色無地、またはフォーマルなワンピースやスーツが適しています。祖父は、ダークカラーのスーツが基本です。祖父母の服装も、赤ちゃんより格上にならないよう配慮することが大切です。

パパ

パパの服装は、スーツが基本です。赤ちゃんが和装の正装を着る場合は、ブラックスーツやダークスーツを選ぶとよいでしょう。赤ちゃんが洋装の場合は、ビジネススーツでも構いません。ママの服装の色味に合わせて、ネクタイやシャツで統一感を出すのがおすすめです。

たとえば、ママがベージュやクリーム色のワンピースを着るなら、パパもベージュやブラウン系のネクタイを選ぶといった具合です。派手な色や柄のネクタイは避け、落ち着いた色味を選びましょう。

家族全員の服装のバランスを考えることは、準備の段階では少し手間に感じるかもしれません。しかし、何年後かに写真を見返したときに、統一感のある美しい家族写真が残っていることは、きっと大きな喜びとなるはずです。

髪型や小物・バッグもフォーマルに

服装が決まったら、髪型や小物、バッグにも気を配りましょう。

髪型は、清潔感を最優先に考えましょう。長い髪はシニヨンやハーフアップ など、すっきりとまとめるのがおすすめです。赤ちゃんを抱っこする際に髪が邪魔にならないよう、顔周りをすっきりさせてください。

バッグは、カジュアルなトートバッグやリュックは避け、小ぶりのハンドバッグや上品なショルダーバッグを選びましょう。

アクセサリーは控えめで上品なものをつけます。パールのネックレスやイヤリング がおすすめです。大ぶりのものは赤ちゃんを傷つけるおそれがあるため避けてください。靴は、3cmから5cm程度 の太めで安定感のあるローヒールパンプスが理想的です。

お宮参り中に授乳を行うことも考慮する

生後1か月前後の赤ちゃんは、まだ授乳の回数が多い時期です。服装を選ぶ際には、授乳のしやすさも重要なポイントです。

最もおすすめなのは、授乳口付きのワンピースです。胸元にファスナーやボタンがついているタイプなら、外出先でも簡単に授乳ができます。前開きのデザインも、授乳期のママには便利です。

和装を選ぶ場合は、授乳のハードルが高くなることを覚悟しておきましょう。着物は授乳のために着崩すと元に戻すのが難しいため、授乳のタイミングを事前に計画するか、粉ミルクを用意しておくなどの対策が必要です。

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これはNG!お宮参りで避けるべきママの服装

ここまで、お宮参りに適した服装の選び方を見てきました。一方で、どんなに素敵に見えても、お宮参りという場にはふさわしくない服装もあります。マナー違反による失敗を避けるため、NGとされる服装を確認しておきましょう。

カジュアルすぎる服装

お宮参りは神聖な行事であり、神様に感謝と祈りを捧げる場です。カジュアルすぎる服装は避けなければなりません。

デニム、Tシャツ、パーカー、スニーカー、サンダルなどは避けましょう。拝殿に上がってご祈祷を受ける場合は、とくにきちんとした服装が求められます。

派手すぎる服装

お宮参りの主役は赤ちゃんです。ママが派手な服装をしてしまうと、マナー違反となります。

派手な色柄ものやネオンカラーは避けてください。露出の多い服装も不向きです。ミニスカート、ノースリーブ、胸元が大きく開いた服などは避けましょう。

とくに注意したいのが、毛皮やアニマル柄です。これらは「殺生」を連想させるため、神社仏閣ではマナー違反とされています。

ヒールの高い靴

神社やお寺の境内には、砂利道や階段、石畳があることがほとんどです。ハイヒールや厚底靴を履いていくと歩きにくいだけでなく、転倒する危険性もあります。とくに、赤ちゃんを抱っこしたまま階段を上り下りする場面では、安全性を最優先に考えなければなりません。

産後間もない時期のママの体は、まだ完全には回復していません。骨盤も不安定な状態であることが多く、高いヒールで歩くことは体への負担も大きいのです。

おすすめは、3cmから5cm程度 のローヒールパンプスです。太めのヒールで安定感があり、長時間歩いても疲れにくいものを選びましょう。

素足

フォーマルな場では、素足で参加するのはタブーとされています。これはお宮参りに限らず、結婚式や式典などでも共通するマナーです。どんなに暑い夏の日であっても、必ずストッキングを着用しましょう。

ワンピースやスカートを着る場合は、肌色のストッキングが基本です。

過度なアクセサリー

アクセサリーは装いを華やかにしてくれますが、お宮参りでは控えめにすることが大切です。大ぶりのネックレスやイヤリング、派手なブレスレットは、主役の赤ちゃんより目立ってしまう可能性があります。

とくに避けたいのが、胸元につけるブローチやコサージュです。赤ちゃんの顔が当たる位置に飾りがあると、赤ちゃんが痛い思いをしてしまうかもしれません。帽子を被ることも、神社仏閣では控えるべきマナーです。

おすすめのアクセサリーは、パールのネックレスやイヤリングです。小ぶりで上品なデザインなら、フォーマルな場に相応しく、赤ちゃんにも安全です。

 

まとめ

お宮参りでのママの服装は、フォーマルであることを基本に、赤ちゃんを引き立てる控えめなデザインを選ぶことが大切です。和装でも洋装でも、格を合わせることや産後のデリケートな体への配慮、授乳のしやすさを考えることがポイントとなります。

NGな服装として、カジュアルすぎるもの、派手すぎるもの、高すぎるヒール、素足、過度なアクセサリーは避けましょう。マナーを守りながら、ママ自身も心地よく過ごせる服装を選ぶことで、赤ちゃんとの大切な時間を安心して楽しむことができます。

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