各地で違う文化がある七五三 | ブログ | efy(エフィー)

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2019年6月13日
各地で違う文化がある七五三

ピンクの着物を着た笑顔の女の子

子供の健やかな成長を願う行事と言えば七五三がありますが、日本全国でみんな同じではないということをご存知でしょうか。

地域によって異なったお祝い方法があり、それぞれ違った文化が垣間見られるのが興味深いところでもあると言えそうです。

 

特に違いがある男の子

袴姿の剣を持ってる男の子
男の子の七五三には、地域によって2パターンに分けられます。

5歳のみ行う場合と、3歳と5歳両方行う場合です。

3歳で男女共に行われるのには、昔は健康な髪の毛が生えてくるようにと、乳児の頭は剃られていたということに基づきます。

それが、3歳を機に髪の毛を伸ばし始める「髪置きの儀」に習って、男の子もこの年に行事が行われたのです。

一方、江戸時代以降には5歳では袴の儀という男児を対象にした儀式があり、人生で初めて袴を着けるものでした。

これから立派な男として社会に踏み出す第一歩として、この行事は全国的に定着しています。

 

関東地区と関西地区で違う

関西地区と関東地区では文化が異なるように、七五三も関西と関東では勝手が違っています。まず、この行事が始まったのは関東だということをご存知でしょうか。

江戸時代の東京が発祥と言われており、関西に広まったのは昭和の時代になったからです。従って行事の内容については、関東の方がより力が入っていると言われているのが一般的です。

男の子も女の子も、先ずは袴や着物をきちんと着て、家族で神社にいって参拝したりお祈りしてもらったりします。

それから、みんなで一緒に記念写真を何枚も撮影します。

子供たちの手にはお決まりの千歳飴がぶら下がっています。そして、その後家族で食事をする、という流れになります。

しかし、これが関西になるとお参りの後に千歳飴だけ買って終了ということも多々あります。また、お祈りをする際の謝礼の祝儀袋の結び方も両地域では異なります。

 

その他の地域での違い

花に囲まれた着物の女の子
その他の地域でも、七五三の行事はそれぞれに特色が現れていたりするのがユニ-クなところです。

七五三と言えば11月15日頃に行われるのが当たり前だと思われがちですが、例えば北海道や東北地方等の寒冷地域では、11月15日では既に寒さが厳しくなっています。

着物や袴姿で屋外に出るには寒すぎるということで、1カ月前の10月に行われるのは普通のこととなっています。

また、九州の福岡のあたりでは、大人が下着として身に付けるふんどしを初めて着る「ひもとき」の儀を行うという地域もあります。

その他にも場所によっては、旧暦の暦を採用している地域もありますし、年齢も数え年で数えられているところもあれば満何歳で計算されるところもあり、各地でさまざまな特色があるのも興味深いところです。

 

自分の地域の七五三について知っておこう

このように、ひと口で七五三と言っても地域によってその内容が変わってくることがないとは言い切れません。

ですから、自分が住んでいる場所では一体どのような内容で行事が進められるのかということを知っておくことは、非常に重要です。

子供が小さい頃に、丁度転勤で全く縁もゆかりもなかった地方に住むことになるということも十分にあり得ることです。

その際にまったく内容を知らなかったばかりに、思いがけずに恥をかいたり場違いであったりしては、折角の子供のお祝いに水を差すことになりかねません。

また、「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように、地元でなくてもその地に習ったやり方でお祝いをするというのも、子供が大人になってからも忘れられない思い出になるのではないでしょうか。

 

おわりに

全国各地でそれぞれ七五三のお祝いの仕方に違いはあっても、ひとつだけ地方に関係なく、どこでも共通なものがあります。

それは子供たちが健康にすくすくと育って欲しいという、みんなの願いです。

お祝いをする年の子供たちはまだ幼くて、写真でしかその姿は覚えていないかもしれませんが、我が子の成長を祝う親にとっては感無量な気持ちになるのは当然のことなのではないでしょうか。